フアン無視、ゲスト優先の相撲放映

 大相撲九月場所中日、ゲストとしして星野仙一さんが登場しました。相撲フアンとしては、はなはだ迷惑でした。星野さんが悪いのでないのですが、相手のアナウンサーの応対が迎合的で不愉快。話題をやたらと野球と相撲の比較に誘導するので、星野さんは多弁になり、仕切りになっても話が止まらず、慌ててトメが入り、テレビ画面が二人の大写しから土俵に戻るという局面がいくつかありました。


 相撲フアンは相撲を観るためにチャンネルを合わせているのであって、星野さんの顔を見るためにそこにいるわけでないのに、カメラは土俵をそっちのけで解説者ブースを頻繁に大写しにする。


 相撲の放映は、現在、NHKの独占である。撮影クルーは胡座をかいていて、しかも、相撲を本気で愛していませんね。相撲フアンは、一秒でも多く贔屓の力士の艶姿を見ていたいものです。望むらくは、カメラはいっときも土俵から離れて欲しくないのです。


 素人でも思いつきますよ。2画面で土俵と解説者ブースと同時放映するとか、取組案内はテロップを流すとか。


 相撲の醍醐味は、土俵で、呼び出しから、制限時間いっぱいまで、両力士の丁丁発止の駆け引きを観ることにあります。カメラが立会い直前にいきなりパンして来ても盛り上がりません。こんな放映を続けていたら、益々フアンは逃げていきますよ。相撲協会の猛省をうながす。興業として、世界の相撲を目指す気構えがあってよい。


For your reference: 日本相撲台湾巡業 朝青龍VS白鵬決賽(08/19)
 by 作者 noofy http://www.youtube.com/profile?user=noofy


http://youtube.com/watch?v=AIvJPTFdnmU