世界は広告本位経済へ移行していくのか

 去る7月26日の発表によると、SNSミクシィは、サービス開始2年半で会員500万人突破、Yafooには及ばないものの、閲覧ページ数で楽天に匹敵する規模となった。そして、9月14日、東京証券取引所マザーズ市場に上場、公募価格155万円の約1.9倍295万円の初値をつけた。日本のITビジネスも世界レベルに達したようだ。


 SNSを知らなかった人に、ネットで結ばれる同好の士の会員クラブですよといくら説明しても、上場で初値がそんなに高くついた事はなかなか理解できないようだ。会社の収入は、全部広告で賄っていると言っても首をかしげている。


 Googleだって、収入源は広告費だ。ロングテールの論理だって、ナルホドね、一応は分かったような気になるが、どこか釈然としない。理論通りに汎用性をもって、拡がっていくのだろうか。そもそも広告料だけで経済がまわっていくものだろうか。広告にはどこか胡散臭いところがあって,いつかの土地本位の日本経済のように破綻しないのだろかとの疑念が残る。


 それにしても、グーグルの基礎概念は把握しておいたほうがよい。グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501) が描く近未来図は、既存の広告業界に住む人たちを戦慄せしめるし、門外漢にも目を覚まさせるものがある。

  
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 by 作者 knigt1986 http://www.youtube.com/profile?user=knight1968


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