2006-01-01から1年間の記事一覧

これらの共通項はなんでしょう? 当てたら天才

羽仁進、由紀さおり、安田祥子、ジェームス三木、山本一力、前田憲男、オスカー・ピーターソン、玉置宏、戦後昭和歌謡、松本徳彦、越路吹雪。 当たるわけありません。冗談です。 これは、Sony Music CDクラブのクラブ・マガジン月刊“The CD Club”の巻頭フィ…

今週でNHK衛星第二“毎日モーツアルト[音楽の街]”が終わる

今年、1月30日から開始された、タイトル音楽『マイネ・クライネ・ナハトムジーク第3楽章メヌエット』で始まる“毎日モーツアルト[音楽の街]”が今週でフィナーレを迎え、今日で、放送は202回を数える。とうぜんながら、一日10分間、モーツアルトの音楽を充分…

年末、世界は荒れ模様、空も地上も

英国ロンドンでは、 濃霧の影響で、数日間にわたり空の便の欠航を余儀なくされた英国航空は、23日になって、欧州内の短距離国際便と国内便の運行を再開した。その間、欠航が相次いだため、数万人が寒空のもと足止めをくった。 英国航空は、クリスマスで帰省…

年の暮れくらい、日本の国を振り返ってみませんか

きょう22日、1年で昼が最も短くなる冬至。上野動物園では、人間の習慣にならって動物たちにユズやカボチャが振る舞われました。「寒さに負けずに風邪を引かないで」との願いを込め、ユズ約10キロ、カボチャ約50キロを用意して、ゾウやクマなど12種類の動物…

お正月に佐伯チズの『願えば、かなう』を読んで、明るい年を迎えよう

美容アドバイザー佐伯チズさんの『願えば、かなう。』(夢はクスリ、あきらめは毒)を本屋さんでみたとき、その題名から、あれ、佐伯さんは、ナポレオン・ヒルを知っているのかなと思った。しかし、本を読んでみて、この題名は、佐伯さんが歩んできた人生の…

安倍首相は本間政府税制調査会長と道徳感覚において同類項か

公平を期すために、通信2社による関連報道を読んでみてください。 12月18日 時事通信 安倍晋三首相は18日夜、国家公務員宿舎で知人女性と同居していると報じられた本間正明政府税制調査会長について「職責を全うすることによって責任を果たしてもらいたい」…

17日、平田オリザ「ソウル市民 昭和望郷編」千秋楽

青年団第52回公演(ソウル市民三部作「ソウル市民」「ソウル市民1919」「ソウル市民 昭和望郷編」連続上演。作・演出 平田オリザ)が、吉祥寺シアターにおいて、2006年12月(水)から17日(日)まで、上演され、好評裡に千秋楽を迎えた。 ソウル市民三部作は…

「今年の漢字」に「命」が選ばれた

12日、1年の世相を表す「今年の漢字」に「命」が選ばれ、京都市東山区の清水寺で、森清範貫主が特大の色紙に揮毫した。日本漢字能力検定協会(本部・京都市)の公募に、過去最多の9万2509票が集まり、「命」は8363票だった。秋篠宮ご夫妻に悠仁さまが誕生さ…

タウンミーティングやらせ問題も、いい加減な幕引き

政府与党がかかえる諸問題、タウンミーティングやらせ問題、郵政造反組復党問題、消費税引き上げ問題、年金問題など、どれをとっても、根本的な解決策がよく見えてこない。その場かぎりの対応があまりにも多すぎる。 タウンミーティングやらせ問題の対処も、…

世界で初めて、時間を止めて、見せたのは、北斎の筆でした。

いいものは、いいなあ・・・。それが、CMだろうが、なんだろうが。いいものは心に沁み透る。吉永小百合のナレーションに、G.S.バッハのG線上のアリアが流れ、グレート・ウェーヴが、下手からステージいっぱいに躍り来たりて、渦巻いて落下する。シャープのア…

世間胸算用、いまもむかしも

「大晦日は一日千金」と井原西鶴『世間胸算用』の副題にある。町人にとって金銭上の総決算日であった大晦日には、様々な掛け売りのつけを払ったり、また、売り掛け金を回収しなければならないから、さまざまな悲喜劇を起こる。西鶴は、『世間胸算用』で、そ…

「英語は、絶対勉強するな!」

これは、数年前に70万部突破のベストセラーになった本のタイトルです。学校行かない・お金かけない・だけどペラペラ、とキャッチコピーが続く。 「英語の勉強、一切やめました」。7年勉強しても英語は話せず聞き流したら簡単に早く。これは、毎日新聞2006年11…

奢れる経済人よ、猛省せよ

よくぞ、書いてくれました。『文藝春秋』新年特別号に藤原正彦氏の特別寄稿<奢れる経済人よ、猛省せよ>『国家の堕落』<改革の名のもとに国柄を壊し、ついに教育まで>(94から107ページ)を読みました。 特別寄稿には、三つのケースが考えられます。藤原氏…

師走は、どうしても、樋口一葉を想う

東京の空が、薄ぼんやりと曇る師走になると、つい、あの五尺足らずの小さな身体で、東京の下町、本郷菊坂、東京大学、空橋、不忍の池、根津神社あたりを小走りに駆け抜けていく一葉のうしろ姿を想い浮かべてしまうのです。ちょっと、その先の横っちょへヒラ…

12月は O・ヘンリだ。

と考えていたら、東洋経済12月9日号の特集の「落ちる中間層 ワーキングプアより深刻なホワイトカラーの没落」という記事が飛び込んできた。これがユングの言うところの共時性(synchronicity)かと思った。 この「落ちる中間層」の特集は、非常に怖いことが…

いま、EUの中でも、オランダが注目

12月5日に発表されたEUの調査によると、オランダ人はフィンランド人と並び、最もハッピー(と感じている)国民であることがわかった。さらに、この2国の国民は自分でエネルギーに溢れていると感じているという。 83%のオランダ人は、自分が幸せだと感じてい…

アジア大会開幕 アラブ諸国で初の開催

第15回ドーハ・アジア大会が12月1日午後7時すぎ(日本時間同2日午前1時すぎ)にドーハのハリファ競技場で開会式を行い、15日間の大会の幕を開けた。アラブ諸国で初めて開催するアジアのスポーツの祭典に、20年ぶりに復帰のイラクを含む史上最多の45カ国・地…

お正月、早く来いこい

今年は、あまりにも嫌な事件が多かったので、早くお正月を迎えて、きれいさっぱり厄落としをしなくては思っていたら、岩波アクティブ新書『江戸売り声百景』宮田章司という本がでてきた。宮田さんは、1933年東京生まれ、日本で唯一の江戸売り声の漫談家で、「…

いよいよ師走、今日は、太鼓持あらいさんをご紹介します。

本名荒井正三。1946年福井市生まれ。94年東京浅草演芸ホールに出演。2000年、東映映画『長崎ぶらぶら節』の幇間演技指導にあたる。主として。関西、北陸にてお座敷披露している。 お役人にサバケタ人がいて、こういう人が、人間国宝に選ばれるようならば、日…

わだつみのこえ記念館が開館する

太平洋戦争で学徒出陣し戦死した学生の手記などを展示する『わだつみのこえ記念館』が来月4日、東京都内(本郷5−29−13赤門アビタシオン1階。Tel:03−3815−8571)にオープンすると、昨夜、NHKが報じていた。戦死した学生の遺族たちも高齢化を迎え、散逸を防…

心が洗われます。今夜、NHK教育テレビ午後10:25

声を大にして、おすすめします。NHK知るを楽しむ「人生の歩き方」11月は、見城慶和先生が講師で『夜間中学は僕らのふるさと』の題で、今夜、最終の第4回(「鈍行列車」で行こう。再放送12月6日(水)午前5:05)を迎えます。見城先生のような人にこそ、国は褒章…

銀座から一番愛された男

「オール読み物」12月号で特集―やわらかなダンディズム―を読んだ。惹句の“銀座から一番愛された男”は、吉行淳之介へのオマージュ。まだ、こんなテーマで特集を組む編集者がいるんだと嬉しくなった。今の日本、大通りを大人のマナー知らない野人が傍若無人に…

たかが55万円で、李下に冠を正す

まず、以下のNHKニュースと夕刊フジの記事をじっくりお読みください。公平を期すために、二社の記事を併記しました。どちらにも事実誤認はないと思われます。石原慎太郎都知事の11月24日定例記者会見での模様は、テレビでも一部放映されましたので、石原知事…

ローマ法王でさえ、失言します

ローマ法王ベネディクト16世が、去る9月12日、母国ドイツを訪れたとき、演説の中で「ジハード(聖戦)は神に反する」と発言しましたが、この発言から五日後に、公の場で謝罪をしました。この発言の余波がまだ尾を引くなか、ローマ法王は,今月28日から12月1日…

臓器移植のかかえる問題

日本移植学会は19日、宇和島徳洲会病院で病気の腎臓が移植された問題で、移植医療に携わる医師に対し、学会員、非学会員を問わず、倫理指針の順守と手続きの透明性を呼びかける方針を決めた。同病院の万波誠医師は、院内の倫理委員会などの審査・承認を経ず…

Qちゃん「私はやめない」、その言やよし。

10月19日、東京は冷たい雨が降っていた。2時間31分22秒、高橋尚子選手は、東京国際マラソンで、3位に終わった。勝負の世界は厳しいなあー、どこか,もの悲しかった。マラソンを見る醍醐味は、選手がスタートからゴールまで走るのを一緒になって(心の中で)走…

高齢化社会のお手本を江戸時代に見る

貝原益軒(享年以下略85)、加賀千代(73)、杉田玄白(89)、良寛(74)、大久保彦左衛門(80);長寿快老の達人たち。伊能忠敬(74)、佐原菊塢(きくう)(70)、神沢杜口(かんざわ・とこう)(86)、烏亭焉馬(うてい・えんば)(80)、大田南畝(なん…

二桁の掛け算と速記(速メモ)の入門書

日常生活の行動パタンを変えてしまうような実用書2冊をご紹介します。 まず、『二桁のかけ算一九一九』。IT大国として、優秀な技術者を世界中に送り出しているインドでは、6歳から掛け算の勉強を始め、小学生のうちに二桁の掛け算を覚えるのが常識という。そ…

国家は拷問さえ輸出してしまう

高橋源一郎が、ある本を他人に紹介するには、その本一冊まるごと書き移してしまうのが一番という趣旨のことを、どこかに書いていたと記憶するが、これは正しくその種の本で、あえて無鉄砲を承知でご紹介する。それは、徐勝著『獄中19年』―韓国政治犯のたたか…

国家権力はどこまで残忍になれるのか

治者もし誠実に、寛大に、親切ならば、その結果は おのずから被治者の平和、好意、秩序、尊敬となるべし エドマンド・パーク 長くなるが、怒りを込めて引用する。―― 硬直して土色に青ざめた顔は、極度の苦痛のため筋肉がよじれて、まるで別人のような凄じい…