裸のノーベル賞さま、耄碌めさるな
正確には、受賞者さまを意図する。世界のノーベル賞とまではいかなくても、一芸に名あれば遊ぶことなしの譬えのとおり、何かで有名になると、専門以外の分野でも物知り顔で、このところ、でしゃばるお方が多くなってきた。
でしゃばること自体が悪いではなく、不案内なエリアまでも、テリトリーと錯覚しているのがおそろしい。
将棋好きなので、折角、ご尊敬申しあげ、憧れもしていたのに、驚愕したことがある。数年前、天皇主催の園遊会で、天皇陛下がお困りになるような発言を、得意げに言上した日本将棋連盟米長邦雄会長の姿をテレビ画像を見たとき、嗚呼、人間って、尊敬できる人は、そう居ないものだと落胆した覚えがる。
そしたら、こんどの将棋名人戦主催新聞社変更にまつわる汚い処理。毎日新聞と朝日新聞との共催に落ち着いたものの、変な噂が出ても致し方ないでしょう。私は信じませんが、疑われるのは自業自得でしょう。
一芸でものになった人を、やたらに、持ち上げるメディアの見識のなさにも、呆れてものがいえない。自分たちの勉強不足を、その方面の有名人で間に合わせる。こんなことが罷り通る限り、これからも、裸のノーベル賞さまのお出ましは商売繁盛でしょう。くわばら、くわばら。
いま、裸のノーベル賞さま、有力候補が二名様おられます。そのうち、ご紹介いたしましょう。
For your reference: 二歩
by 作者 breakbeats69 http://www.youtube.com/profile?user=breakbeats69