JAL・JASは、5年間、不完全統合だったわけ?
10月1日、日本航空(JAL)と旧日本エアシステム(JAS)とが合併し、完全統合が実現したという。でも、門外漢としては、統合が完了していなかったとは、まったく知りませんでした。
2001年、経営統合で合意してから、旧JALと旧JASとは、便名や機体デザイン、制服などを統一したので、すっかり統合が完了したものとばかり思っていました。この完全統合で、はじめて、両社の操縦士や客室乗務員が同じ便に乗り込むことになると聞かされて、何か腑に落ちません。
経営統合合意から、5年をへて、乗務員の混乗がようやく実現するというのは遅すぎます。乗客からみれば看板に偽りありきです。新生日本航空だと思って乗っていたのに、旧体制のままの乗務員配置だったとは。航空会社のブランドを決定づけるのは乗務員ではないですか。一番大切なことを一番最後にやるとは。株も下がるわけですよ。日本のというより、世界の航空会社の矜持を失わないでください。
- 作者: 杉浦一機
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