民族学校の子供たちをいじめるのは日本人として恥ずかしい

千代田区在日本朝鮮人総連合会朝鮮総連)に北朝鮮による地下核実験の発表があった9日から、抗議の人たちが押しかけ、警視庁は24時間態勢で警備に当たっているといいます。抗議は当然としても、日本人として過激な行動は自重したいと思います。中国の破壊行為を伴う反日デモを非難する資格を失いたくないものです。


いつの時代も、なにか事件が起きると、真っ先に犠牲になるのが子供たちです。7月、北朝鮮がミサイルを発射した時、朝鮮総連が運営する民族学校の警備を強化しています。学校の通学路やその付近の地下鉄に保護者を配置することにしています。今回の地下核実験で、子供たちへの嫌がらせが、いっそう高まることを心配します。


いじめとか差別の行動は、いつの時代にもいずれの民族にも、存在する人間の性(さが)といえましょう。悲しいかな、この人間の嫌らしい行動はなくならいでしょう。差別する側につくか、しない側にいるか、二つのグループに分類されるだけです。どちらが多数派かどうかです。石原都知事の表現を借りると、国民の民度が低いか、レベルが高いか、です。さて、日本はどちら側でしょう。


品格ある日本人なら、子供をいじめることは、よもや、しないでしょう。世界が見ています。


 

朝鮮総連 (新潮新書)

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わが朝鮮総連の罪と罰 (文春文庫)

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図説 内側から見た朝鮮総連―在日朝鮮人ジャーナリストが書いた (East Press Nonfiction (#005))

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