托夢ちゃん、おなかすいたよね、おいしい、おもいであるの。
せめて、おじさんは、托夢ちゃんの名前をしっかり覚えておくよ。
京都府長岡京市の佐々木托夢(たくむ)ちゃん(3)が父親ら2人から虐待を受け、餓死したとされる事件で、托夢ちゃんの自宅前で25日早朝、地元自治会メンバーらが、献花台を設けた。多くの人が訪れて、線香を手向けたり、花やお菓子を供えたりして、冥福を祈った。自治会長の永井真由(まさよし)さん(66)は「花や食べ物が玄関先に置かれているのは托夢ちゃんにかわいそうだったので机を置いた」と話した。(朝日新聞)
本来、人間って優しいんだよね。托夢ちゃんの自宅前にお参りに訪れた人たちも、自治会長さんも、淡々とこの記事を書いた記者さんも。どうして、父親佐々木貴正(28)、内縁の妻西村知子の2人は、こうなってしまったのか。少なくとも、托夢ちゃんが生まれた時、夢を托すという名前を一生懸命に考えて命名したはずなのに。本当にいい名前なのに。いま、その親心はどこへ行ってしまったのか。だだ、哀れである。
京都市児童相談所のウェブサイトはたいへんよく出来たホームページです。タイトルが『あした笑顔になあれ』、サブタイトルが「子どもSOS児童虐待防止ウェブサイト」、補助コピーが‘あなたの子育てを京都市児童相談所がサポートします。’となっています。トップページの中心に位置する小見出しは、なんと ●児童虐待とは? 子どもはこんなに苦しんでいる ストップ!虐待 とあります。黒川洋一所長殿、自分のウェブサイトをもう一度しっかりご覧ください。 http://www.city.kyoto.jp/hokenfukushi/kodomosos/
この虐待死事件は、虐待が疑われる情況を目撃した地域住民が、6月には民生委員を通じて府京都児童相談所に通報したが、児相談所は事態の深刻さ見抜けず、幼い命を救えなかった。民生委員に対応を任せていた相談所の姿勢が問われそうだ。(西日本新聞)
托夢ちゃん、絵本でも、一緒に見ようか。
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