3連休中にも流されていたテレビCM「通話料¥0」

asahi.com 2006年11月05日20時30分発信(時間にご注目ください)。‘ソフトバンクモバイル、3連休はトラブルなく受け付け’の見出しの最終段落で、― 「通話料0円」などとうたう広告への批判を受け、テレビCMやインターネット広告、店頭告知は3日までに差し替えた。「¥0」の表記を小さくし、無料通話は自社の携帯同士に限るといった条件を大きくするなど、修正した広告に変更したいという。― と記述されている。


皆さん、この記事を熟読してみてください。驚くべき事象が書かれています。企業倫理の欠如に失望してしまいます。「通話料0円」は、無料通話は自社の携帯同士に限るといった条件の明記が大前提で、その表記を大きくするとか、小さいとかの次元の問題ではありません。ダマシのテクニックを臆面もなく採用しています。


まだ、新聞広告、インターネット広告、および店頭広告の場合なら、詳細に検討する機会が消費者に残されています。しかし、テレビ広告の場合には、「¥0」が一瞬に流れ去り、その条件付与を読み取ることが不可能です。これは詐欺的行為ではありませんか。なお、疑えば、ナチが採用したとも言われるサブリミナル効果を狙ったのかとも言いたくなる。


この3連休中どさくさに紛れて、テレビCM「通話料¥0」が、頻繁に流され、はなはだ不愉快であった。このコマーシャルを製作した広告会社、このコマーシャルを掲載したメディアの儲け主義によって麻痺した無責任さも見逃せない。調査に入った公正取引委員会 http://www.jftc.go.jp の結論を見守りたい。また、JARO社団法人日本広告審査機構 http://www.jaro.or.jp の見解も知りたいところだ。中小企業のチラシの字句をチェックすることも大事でしょうが、国民的影響力の大きいケースもお忘れなく見張ってください。



一行コメント:サブリミナルCMで操られる「好み」と「自由」。

サブリミナル・マインド―潜在的人間観のゆくえ (中公新書)

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一行コメント
:テレビCMのクリエイティビティの行き詰まり。

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